【体験談】産後ケアが合わなかった!向いてない人の特徴と私が逃げ帰った理由

産後ケア 向いてない人の特徴と私が逃げ帰った理由 育児体験談

産後の体力回復や心のケアができる場所として人気の「産後ケア施設」。

予約が数か月先まで埋まることもあるほど、ママたちのリフレッシュの場として注目されています。

いい面ばかりがクローズアップされる産後ケア、だからこそ――

産後ケア施設が合わないかも」「利用した人の失敗談も知っておきたい

そんな方に向けて、私のリアルな体験を綴ります。

ままマン
ままマン

私も期待を込めて利用しましたが、結果的に途中で逃げ帰ることになりました

実際に体験してみて感じた「向いている人」「向いていない人」の違い、そして、「こんな場合は家にいた方がよかったかも」と思ったポイントをまとめました。

産後ケアを利用したきっかけ

私が申し込んだのは、自治体の補助で1泊3,000円で泊まれる宿泊型の産後ケア施設。

通常は1泊3.5万円なので、かなりお得です。

赤ちゃんが2か月になったころ、3泊4日の日程で利用しました。

ところが――

予定を切り上げて2泊3日で帰宅することになりました…

期待していたからこそ落差が大きく、かなりつらかったです。

産後ケア施設のよかった点(ごはん・お風呂・預かり)

逃げ帰ったとはいえ、いいところもありました。

豪華なごはんが勝手に出てくる

食事は毎食10品以上もあるようなメニューばかり。

自宅にいると自分たちで作らなければならないし、品目もそんなに増やせません。

まさに上げ膳据え膳で豪華なごはんが食べれたのはとてもラクでした。

赤ちゃんを預かってもらえる

私の利用した施設では、日中、赤ちゃんを助産師さんに預けて休める時間がありました!

施設によっては夜間も預かってもらえるところもあるそうです。

家では泣き声の中で一日中過ごすので、ほんの数時間でも静寂の時間は貴重でした。

広めの湯船でゆっくり入浴できる

産後は悪露続いたり母乳が出たりで、自宅では湯船にゆっくり浸かれないことが多いと思います。

この施設では1人ずつ貸し切りで、入浴ごとに湯船を交換という安心のスタイル。

ひろびろとしたお風呂にゆっくり浸かれるのは、かなり癒されました。

でも…家にいる方が心休まるんじゃない!?

よかった点もたくさんありましたが、思っていたのと違うことも多く、徐々にストレスが蓄積していきます。

もしろ「家よりやることが多い」状態

我が家では夫も育休中で、ミルクや沐浴はパパ担当。

私はその間に少し休むことができました。

でも、産後ケアはすべて自分でやるスタイル

おっぱい、ミルク、沐浴、抱っこ、寝かしつけまで全部自分。

もちろん施設によるとは思いますが、「これは回復どころじゃないぞ…」と感じてしまいました。

助産師さんの発言に落ち込む。指導もバラバラで大混乱…

一番ストレスだったのが、授乳指導のちぐはぐさです。

当時は混合栄養でしたが、搾乳すれば100 mLくらい出ていたので「完母を目指したい」と思っていました。

でも、助産師さんに相談すると…

「おっぱい出てないんだから、ミルク足しておけばいいよ~」

と軽く言われてしまいました。

「ミルクを減らす」具体的なアドバイスはなし。

対応する助産師さんによっても言うことがバラバラで、何を信じたらいいかわからず大混乱。

焦れば焦るほど母乳は出なくなっていく、負のスパイラルにはまってしまいました。

危険!?お雛巻きでバウンサーに寝かされびっくり

その施設では日常的に赤ちゃんがお雛巻き(おくるみ)されたまま、バウンサーに乗せられていました。

さすがに「これは危ないのでは?」と思いスタッフに伝えたら

「そんな小さなことで神経質になってるから、おっぱいも出なくなるんだよ(笑)」

授乳ですでに落ち込んでいたのに、この一言で完全に心が折れました。

どんどん疲弊していき、夜中には涙が溢れてきました。

ままマン
ままマン

ちなみに、バウンサーの説明書には「おくるみのまま使わない」と明記されているものもあります。

冷静になってみても、やっぱり「神経質」ではなく「安全意識」だったはず。

帰る決断。もう限界だった

滞在予定は3泊4日でしたが、心身共に限界を感じて2泊3日で帰宅することを決意。

ままマン
ままマン

最後の1泊分、3,000円は返金されないけど、もう無理!

ぱぱマン
ぱぱマン

その判断、いいと思う!

(3,000円を損切りできる判断、尊敬!)

価値観の合わない人たちとの空間で無理をするとどんどん疲れていき、「産後ケアなのに回復しない」という状態になってしまいます。

3,000円は痛い出費でしたが、あのとき帰る決断をして本当に良かったと思っています。

産後ケアは「人との相性」が一番大事

産後ケアは頼れる人がいない・完全ワンオペ状態のママには心強い存在です。

でも、どんなに設備が整っていても、関わる人との相性が悪ければ本末転倒です。

休めるはずの時間が逆にストレスになることもあるのです。

産後ケアが合わない可能性がある人の特徴

下記のような方は、無理に産後ケアを使わず、自宅で過ごす方がいい場合もあるかもしれません。

  • パートナーや家族と価値観が合い、家事育児の協力が得られる
  • 子どもが比較的穏やかで、手がかかりすぎない
  • 家がリラックスできる環境になっている
  • 環境が変わること自体がストレスになる

私の場合は、家事育児を分担できる夫がいて、赤ちゃんも比較的手がかからなかったため、「新しい場所で気を遣う方がストレス」という結果になりました。

まとめ|産後ケアは合う・合わないを見極めて

産後ケアは素晴らしいサービスだと思います。

でも、すべての人にフィットするわけではありません。

「ごはんが豪華」「お風呂が広い」「預かりがある」――そういった条件だけで決めてしまうと、思わぬミスマッチで逆に疲れることもあります。

利用する前に、家庭環境や心の状況をよく見つめて、必要かどうかをしっかり考えることが重要かもしれません。

ままマン
ままマン

これから産後ケア施設を検討する方に、私の失敗が少しでも役に立てば嬉しいです!

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