【妊娠の壁】全部で15個|妊娠初期から出産直前までの節目を徹底解説

妊娠の壁 マタニティハック

妊娠期間は十月十日、とても長い道のりです。

妊娠中には、心拍確認、安定期、出産予定日など週数ごとにいくつもの節目――いわゆる「妊娠の壁」があります。

この記事では、妊娠中の不安が大きくなる15の節目を「妊娠の壁」として週数別にまとめました。

「壁」とまではいかないような小さな節目もありますので、ご自身の妊娠経過と照らし合わせながらちょっとしたマイルストーンとしてお役立てください。

妊娠5週目|化学流産の壁

妊娠検査薬で陽性が出る時期ですが、まだ胎嚢が確認できない超初期

この時期によくあるのが化学流産(生化学的妊娠)で、検査薬では陽性でも、数日後に出血して妊娠が終わってしまうことがあります。

原因のほとんどは受精卵側の染色体異常など自然なもので、予防することは難しいとされています。

妊娠7週目|胎嚢確認と異所性妊娠の不安

多くの人が胎嚢や心拍を確認できる頃。

ただし、胎嚢が見えない場合は排卵のズレの可能性もあるため、すぐに結論が出ないこともあります。

一方、子宮外に胎嚢がある異所性妊娠(子宮外妊娠)だと、妊娠継続はできません。

医師の判断で経過観察や再検査になる場合も多く、焦らず対応を待ちましょう。

妊娠9週目|心拍確認の安心とつわりのピーク

妊娠で起きる流産の7割は、妊娠9週目までに起こるといわれています。

9週を超えて心拍を確認できれば流産の可能性が大きく下がると言われており、妊娠初期の壁を超えられたかどうか目安となる時期です。

一方で、妊娠9週はつわりのピークでもある時期。

体調もメンタルも不安定になりやすいため、無理せず過ごしましょう。

妊娠10週目|胎児が3cmを超える時期

10週になると、赤ちゃんの大きさは約3cmに成長。

脳や心臓、肝臓などの主要な臓器の土台が完成し、人間らしい姿に近づいてきます。

妊娠12週目|流産リスクが下がる安心の節目

12週を過ぎると自然流産のリスクが大きく下がるため、少し気持ちがラクになる時期です。

家族や職場への妊娠報告のタイミングとなることも多く、妊娠生活の転換点となる週数です。

妊娠16週目|安定期でも油断は禁物

いよいよ妊娠5ヶ月、「安定期」と呼ばれる時期です。

つわりが落ち着いてくる一方、体調や気分に波がある人も。

安定期=安全というわけではないので、あくまで自分優先、マイペースで過ごすのが重要です。

妊娠20週目|妊娠生活の折り返し地点

妊娠期間は全部で40週。

20週はちょうど折り返し地点となります。

長いと思っていた妊娠期間もあと半分。

お腹のふくらみも目立ち始め、胎動を感じる人も。

いよいよ妊娠生活が本格化してきます。

妊娠22週目|「早産」という言葉が現実に

22週を過ぎると、もし出産となっても「流産」ではなく「早産」扱いになります。

赤ちゃんの生存率はまだ低いものの、NICU(新生児集中治療室)での対応が視野に入る時期です。

妊娠24週目|妊婦健診が2週に1回に

妊婦検診の頻度が月1回→2週に1回に増える節目です。

エコーで赤ちゃんを見る機会が増え、少しずつ「もうすぐ会える」実感が湧いてきます。

妊娠28週目|早産でも助かる可能性が高まる

NICU(新生児集中治療室)の発達により、28週を超えると早産でも生存率がグッと高くなります。

まだ油断はできませんが、少しだけ気がラクになる時期です。

妊娠32週目|早産でも追いつける時期

赤ちゃんは、内臓や肺がほぼ完成し、皮下脂肪がついてふっくらとした体つきになってきます。

32週を超えると、早産になっても1歳ごろには正期産の赤ちゃんとほとんど変わらない発達になることが多いとされています。

妊娠36週目|臨月に突入

妊娠10か月、ついに臨月です。

妊婦健診も週1回に増え、いよいよ出産の時が近づいていることを実感できるでしょう。

ただし、37週の正産期まではあと1週間。

36週での出産は「早産」に分類されるため、もうひと踏ん張りです。

妊娠37週目|正産期!いつ産まれてもOK

いよいよ正産期、いつ産まれても大丈夫です!

楽しみと不安が入り混じる時期ですが、体調を整え、入院準備や陣痛への備えを確認しましょう。

妊娠40週目|出産予定日

40週、ついに出産予定日です。

とはいえ、この日ちょうどに産まれる赤ちゃんは少数派。

「まだかな?」と焦る気持ちが出てきますが、赤ちゃんのタイミングをのんびり待ちましょう。

妊娠42週目|予定日超過、誘発分娩も視野に

のんびりさんだなぁと思って待っていても全然産まれてこない!

42週を超えると「過期妊娠」となり、多くの産院で誘発分娩の計画を立てることになります。

赤ちゃんの大きさや母体の状態を見ながら、医師とよく相談して出産を迎えましょう。

まとめ|妊娠は長い道のり。でも1つずつ壁を越えていけば大丈夫

妊娠中は「いつまでこの状態が続くの?」と不安になる瞬間が多くあります。

それでも、少しずつ着実に前に進んでいます。

ひとつひとつの壁を越えることで、確かな前進と安心を感じられるはずです。

この記事が、妊娠中の不安や疑問に寄り添うヒントになりますように。

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